寒い冬が終わりに近づき、暖かい春がやってきました。
ぽかぽか気持ちのよい春ですが、春はとにかく眠いですよね。
「春眠暁を覚えず」と言いますが本当に言葉通りですよね。
家で眠くなるなら何も問題はありませんが、運転中に眠くなってしまったら事故を起こすことにもなりかねません。
今回は、『なぜ春は眠くなるのか?』についてと、『居眠りを起こしやすいタイプ』についてお話します。
春に眠くなる理由は、
・春は気温や天気の変化などで交感神経と副交感神経のバランスが崩れるため、昼間に眠くなる
・冬は寒いので交感神経が優位だが、春になって暖かくなると副交感神経が優位になるので眠くなる
・暖かくなると手足の血管が広がるため、手足に血が行ってしまい脳の血流が減る、あるいは脳の温度が下がりやすくなるので眠くなる
・日照時間が伸びてくるので自然と睡眠時間が短くなるが、体がその睡眠時間に慣れていないため寝不足となり、眠くなる
ということなんです。
2015年の交通事故による死者は4113人で、人身事故全体の約1.2%です。
けれど、居眠り事故における死亡事故の割合は約5.9%となり、約5倍のにもなります。
このように、居眠り運転は、重大事故になりやすいという特徴があるんです!
最近は、睡眠不足を自覚していない人が急増しているそうです。
一般的に、理想的な睡眠時間は6~8時間といわれていますが、人によって必要な睡眠時間は違います。
必要な睡眠時間よりも、2時間睡眠時間が短くなると、
飲酒運転と同じように不安定な運転になることもあるそうですよ!怖いですね。
『睡眠不足を自覚していない人の運転の兆候』としては、
・信号や標識を見逃す
・まっすぐ走れない
・イライラしたり落ち着きがなくなったりする
というが出てくるそうです。
また、最近の研究では、居眠り運転を起こしやすい人や時間帯が統計によって分かってきたそうです。
居眠り運転を起こしやすい統計
①25歳以下の男性
②シフト制勤務で夜の労働時間が長い人
③長距離トラックなどの運転手
④睡眠時無呼吸症候群なのに自覚していない人
⑤徹夜や海外出張がおおく、体内時計が乱れている人
だそうです。
一概に該当するから居眠り運転をするとはいいきれませんが
2つ以上該当していたら要注意が必要かもしれませんね。
また、居眠り運転を起こしやすい時間帯は、AM3時~4時とPM3時~4時です
午前午後ともに同じ時間帯なのですね。
この時間は、睡眠のリズムから、どうしても眠くなりがちなんだそうですよ!
さらに、雨の日は、居眠り事故が減るそうです。
これは、雨の日は緊張感が増すからなんだとか。
一方、曇りの日は、居眠り事故が増えるので要注意です。
そして、疲れたときに運転していて、一瞬記憶が飛んだことってありませんか?
実は、この運転中に記憶が飛ぶのは、かなり危険な兆候です。
すぐに車を止めて休むようにしてください。
また、以下のようなときも、居眠り運転を起こす危険がありますので、車を止めて休むようにしてください。
・信号や道路標識、高速道路の出口を見落とす
・最後の数kmのことが思い出せない
・頭が重くなる、さがる
・瞬きの回数が増える
・たびたびアクビをする
・車が真っ直ぐはしらない
・車間距離がつまる
・落ち着きがなくなる
居眠り運転は、重大事故につながりやすいです。
折角のあたたかな春、楽しくドライブするためにも、十分気をつけてくださいね。
次回は、睡魔がやってきたときの対処法についてお話ししますね!