首の障害について:バーナー症候群

交通事故で起こる障害の中で最も多いのが首の障害です。
全身の神経が集まる場所のため神経損傷を併発するケースが多く、発症後は麻痺、痺れ、痛みなどの特有の症状が現れます。症状の大半は時間と共に改善されますが、稀に後遺症が残ってしまうケースがあります。首に違和感を感じたら、迷わず専門医を受診しましょう。

今回はバーナー症候群についてお話させていただきます。

◆バーナー症候群の症状

バーナー症候群は頭部へ強い衝撃を受け、頭部が後方へ反らされた際、肩や腕に熱、痺れの症状を感じる障害です。

交通事故だけでなく、アメフトやラグビー、相撲など強い衝撃を受ける競技で度々見られます。

症 状として現れる熱さが、まるでバーナーで焼かれているように感じることからこの名称が付けられました。

主な症状は一時的な神経障害です。具体的には痺れ、脱力、灼熱感、感覚異常、筋力低下などの症状が伴います。
症状は一時的なもののため、数分から長くても一時間程度で回復していきます。
つまり、短時間で症状が治まらない場合には、他の神経障害が疑われるため、早急に精密検査を受ける必要が出てくるでしょう。

◆原因

バーナー症候群を起す原因は衝撃により神経根を刺激してしまうことです。
神経が必要以上に引っ張られたり、骨と衝突することで刺激を受けます。

頭部から衝突するような衝撃を受けると、首や頭が後方へ反らされることになります。
この急激な動作により頚椎にある神経の根元、神経根が必要以上に引っ張られ、関係している部分に痺れなどの症状を起すのです。
なお、症状が短時間で治まるのは神経根が刺激されただけであり、損傷していないためです。

バーナー症候群は一時期的な症状を起す障害です。
そのため、症状さえが治まれば医療機関での治療は必要ありません。ただし、翌日以降も症状が続く、もしくは首の動作時に痛みを伴う場合には他の病気が疑われるため、精密検査を受ける必要があるでしょう。

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