交通事故に遭う時は、不意なことが多いので必要以上に首に力が入っていません。
そこに、自動車による衝撃が加わった場合、
頭は振り子の重りのようになり支えている首をしならせます。
どの方向から衝突されるかによっても、むちうちも変わってきますが、人の首が無理なく動く可動域は前60度 後50度 横50度 とされていますが、振り子のようなしなりによって、その範囲を超えむちうちを発生させてしまいます。
交通事故による衝撃は、想像を超えるもので、例えば正面から衝突した場合は一度前に頭が振られた後に今度は後ろへ頭を振られる事になります。後ろから衝突された場合は、一度後ろに頭が振られた後に今度は前へ頭を振られます。
その際の首の動きは、文字通り【鞭打ち】、ムチのようにしなり急激に無理やり前後に動かされます。しかも、体重の10分の1もある頭を支えながら。
想像していただいても、首にはかなりの負担が掛かってしまう事がお解りいただけると思います。