冬になると「古傷が痛む」とよく聞きますよね?
なぜ寒くなると痛むのでしょうか?
●筋肉の緊張
まず、寒くなると古傷が痛む原因としては、筋肉が緊張するためだと考えられます。
ヒトの体は寒さを感じると、筋肉を収縮させて体温を外へ逃がさないようにします。
同時に、体温が下がらないように、エネルギーを消費して熱を生産するのです。
筋肉は筋膜という組織に包まれているのですが、
身体を動かす時は、両者が連動することによって、ひとつの動作を実現しています。
本来なら、筋肉と筋膜は滑らかに連動するのですが、怪我などをしたことにより、
筋肉、筋膜に傷がつくと、スムーズに連動しなくなることがあります。
日常生活では何の違和感も感じていなかったとしても
寒さで筋肉が収縮することにより、筋肉・筋膜の動きが悪くなることにより
痛めた箇所に負担がかかるなどで痛みを感じます。
過去に負った傷は日常生活にさしつかえなく完治しているとは言っても、
厳密に言えば損傷を受けた部分には、なんらかの痕跡が残ります。
その傷跡の大きさや角度などによって、筋肉の緊張などが起こったときに
「完治した後も痛みを感じることがある」ということがあるのです。
●気圧
冬になると低気圧が日本の上空に近付き、高気圧の勢力が落ちます。
冬に限らず、夏場でも台風などが近付いた時も気圧が下がるため
筋肉痛や疲労感、頭痛を感じやすい方もいらっしゃるかと思います。
気圧の変動に伴い、短時間で交感神経と副交感神経が入れ替わるため、自律神経が不安定になっていることが原因の場合もあります。
また気圧が低くなることにより、むくみなどが起こり、血流が悪化し、筋肉の動きを悪くしてしまい、
怪我の箇所に負担がかかり、痛みを感じでしまうことも多くあります。
【対処方法は?】
まずは体を十分に温めること。
ゆっくりとリラックスしながらの入浴なども効果的です。
無理に動かしたり自己流のマッサージなどをしてしまうと、筋を傷めたり、別の場所に負担がかかり悪化させてしまう可能性もあります。
痛みを感じたら、なるべく早めに受診しましょう。
【後遺症を残さないために】
まず、交通事故などでむち打ち症に合って場合は、
早めの対処がカギとなります。
交通事故にあった時は、ほとんどの方が病院や整形外科に行くことが多いと思います。
整形外科では
主にレントゲンやMRI、CTスキャンなどでカラダの内部を撮影して異常があるかないかを判断します。その後必要に応じてリハビリなどを行ないます。
レントゲンに写った骨に骨折などの異常が見当たらなければ、「異常なし」という診断になってしまいます。
レントゲンでは筋肉などやわらかいものは写らないのです。
したがって「むち打ち」や「腰痛」などのように筋肉や関節の周辺などを痛めてしまっている場合には画像として映らないため、
診断としては「異常なし」となってしまうのです。
病院整形外科では「むち打ち」や「腰痛」というのは病気ではなく、原因が良く分からない症状という判断になってしまうのです。
痛みを訴えても湿布薬や痛み止めといった応急処置をとる対処治療をとる場合がほとんどです。
「むち打ちには手技による治療が必要不可欠なんです!」
整骨院では?
東洋医学の考えを中心に体の機能や筋肉をしっかりと把握した国家資格保持者が
治療しますので、
全身の状態を把握しながら、手技で体内の循環を良くして患部を 良い状態にします。
残念ながら接骨院ではレントゲンなどは撮れません。ですから、事故後は必ず病院での画像診断を受ける必要があります。
その上で接骨院での手技による治療を受けることをお勧めいたします。
同時通院も可能です
優鍼灸接骨院は、整形外科などの病院に通いながらの平行通院も可能です。
保険への申請なども可能ですのでお気軽にご相談ください。