2019年12月1日に施行「ながら運転」撲滅のために、罰則が強化され厳罰化!
2016年10月に、愛知県一宮市で、運転中に助手席に置いたスマートフォン(スマホ)でポケモンGOを操作していたトラック運転手(川合信右)が、小学4年生だった則竹敬太君(当時9歳)をはねて死亡させたという悲しい事故が起こりました。
この事故以外にも、ポケモンGOが配信されてから、スマホでポケモンGOをしながら運転する「ながら運転」による交通事故が全国で多発しました。
ながら運転の交通事故が多発したことにより、厳罰化が進みました。
ただ、厳罰化されても運転中にスマートフォンや携帯電話を使用する「ながら運転」による事故は増加。
そこで、2018年12月20日に、「ながら運転」の罰則をさらに強化しようと、警察庁が改正案を出しました。
■ながら運転は事故の確率を上げてしまう
運転に自信がある人ほど自分を過信してしまい、ながら運転に繋がりがちです。
免許を取得したばかりの初心者であれば、よそ見をしてしまうことが怖いのでしっかり前を見て運転していますよね?
ほんの1~2秒の間にスマホに目を落とした瞬間、前を見ていなかったことになります。
もし時速30㎞で走行中だった場合、2秒間で車は約16.7mも進んでいるんです!!
これが倍の時速60kmだったらどうなりますか?
駐車場内でゆっくり進んでいたとしても時速10㎞で2秒後には5.6mも進んでいるのです。
その瞬間に子供が飛び出してくるかもしれませんし、予測不能な高齢者の横断があるかもしれません。
人は目で見て気がついてブレーキを踏むまでにも反応をするまでにわずかに時間がかかっています。
2秒間スマホを見て前を向きなおした時に道路上に子供が飛び込んできたら…。
そのながら運転の2秒スマホが無ければ、もっと早くブレーキを踏んで間に合ったかもしれません。
後悔しても遅いです。
■改定はいつから?内容は?
さて改正案により、「ながら運転」厳罰化はいつから?どれくらい?されるのでしょうか?
また、交通違反申告制度の対象から外れ、刑事罰に!
なお自動運転レベル3においては、スマホ操作などが一部可能なものもあります。
安全運転を心がけるのはもとより、ながら運転は絶対しない!を心がけましょう。