はり施術Q&A

はり治療は痛くないですか?

はり施術に使用するはりは、髪の毛ほどの細さのはりを使用するため、基本的には痛みを感じません。しかし、体の部位によっては神経が集まっているため痛みを感じやすい部位もあります。
痛みを感じる時は、最初に針が皮膚をさす時(切皮=セッピ)に感じます。切皮は、一瞬のうちに行うため、ほとんどが無痛です。痛みは個人差がありますので、私個人の感覚としては痛い時で注射の10分の1程度です。どうしても痛みを伴ってしまう場所は、はりを打つ前にその旨をお伝えします。また初めてはりを受けられる方にはいつも以上に状態をお聞きしながら施術をいたします。あまり構えずにリラックスして受診して下さい。

どんなはりをどのように打つのですか?

当院で使用する針は、ステンレス製のディスポーザブル針と呼ばれる使い捨て(使用後に廃棄)の針です。
太さ0.14~0.22mm、長さ3~6cmの数種類のはりを、身体の部位や症状、患者さんの状態によって使い分けます。はりは、箇所によっては真っすぐに打ったり、斜めに打ちます。
針を刺す深さも患者さんのお一人お一人の身体がどれくらいの刺激を必要としているかにより浅くしたり深くしたりします。通常、置針(チシン)といってはりを刺した後すぐに抜かずしばらくそのままにしておきます。
患者さんの状態に応じ、置鍼する時間を調整します。はりの太さ・長さ・刺す方向などを整えていきながら、患者さんが快方へ向かうために最も適した刺激を探っていきます。はりに対してまだ慣れていない・刺激がきついとしんどくなる方には、当院でもっとも細いはりを使用いたしますのでご安心下さい。

はり施術はどのような症状に効果があるのでしょうか?

当院では主に筋肉や関節が原因とした痛みやコリ。または神経痛などに効果を出しております。

はり治療で出血したり、感染したりすることはありますか?

部位によっては出血しやすい場所もあり時に出血することがあります。
極めて細いはりのため、指で押さえて止血できる程度の出血です。しかし、血小板が少ないあるいは血友病などの出血性素因を持っている方は、はり施術はおすすめしたしません。出血はごく少量であり、はりはお一人一回施術ごとにに完全廃棄していますので、血液を介して感染するウィルス性肝炎やエイズにかかる心配は絶対にありません。ご安心下さい。

はり施術で副作用はありますか?

 はりは副作用が全くないと言っていい療法の一つです。副作用と呼べるような反応はほぼありません。
 まれにはりの刺激に慣れていないまたは刺激が強すぎた際に起こる体のだるさ湯あたりのような症状、はりあたりが起こることがあります。これは瞑眩(めんけん)反応という、体の中の自然治癒が起こっている徴候です。
しばらく様子をみながら休息してください。また金属アレルギーをお持ちの方は、はり施術はお受けいただけません。必ずお申し出下さい。

はり施術後の入浴は大丈夫ですか?

大丈夫です。当院で使用するはりは直径 0.14~0.22mmで髪の毛ほどの細さですので、刺した部分の穴はすぐに閉じて入浴による感染の心配はありません。施術後は血行改善や筋肉の緩和によりボーッとしたり、火照ったりすることがありますので、施術直後の入浴とその日の長湯はあまりおすすめ出来ません。

体に金属(ボルト・人工関節など)が入っていますが大丈夫でしょうか?

大丈夫です。当院では患者様お一人お一人の症状に合わせて、はり通電療法(低周波治療)を行うことがありますが、その際も細心の注意を払って施術を致しますのでご安心ください。

血行を良くする薬(ワーファリンなど)を 飲んでいますが大丈夫でしょうか?

大丈夫です。ただ、内出血は起こりやすくなります。特に人体への影響はありませんので、安心してお受けください。

生理中にはり施術を受けても大丈夫でしょうか?

大丈夫です。はり施術は月経痛や月経不順などの婦人科疾患にも効果があります。WHOにも認定されています。